漫画を描く道具について・2
 あると便利な道具

 ここでは、持っていると便利な道具をご紹介します。
 画材店にいくと、さまざまなものがあって目移りしていまいますがそれもまた、道具選びの醍醐味。でも、実際に使ってみて「これはちょっと…」という失敗を少なくするために厳選した画材をピックアップしました。

 筆ペンとマーカー

 最近では筆ペンの種類も沢山あって性能も上がってきたので、ベタには筆ペンを使う人が多くなりました。少女漫画に多い髪の毛のつやベタなどにもとても重宝です。
 穂先が本物の筆のように植毛されているものや、フェルトペンタイプのものなどありますが、選ぶときに重要なのは、中のインクが顔料インクかどうかということ。ただの水性インクは、乾きが遅い上に墨色も薄く不安定です。
 その点、パイロットが出している「筆ペン・軟筆:S-20FS-B」と「筆ペン・小筆軟筆 SV-30KS-B」は、どちらもフェルトタイプですがとても使いやすいと思います。私は髪の毛のベタには「小筆軟筆」を使っています。

   マーカーは本当にいろいろあって迷いますが、単純に黒い線を描くだけならコンビニでも売っている「水性サインペン・黒:XST150A1」が顔料インクです。また、油性のものとしては、パイロット「なまえペン2役:MF-15N」のペン先の太さなどが気に入っています。

 なまえペンとパイロットの筆ペン2種

 青鉛筆

 漫画では、トーンやネームの指定に青鉛筆を使います。これは、印刷には青が出ないからですが、逆にそれを利用して、下書きを青でやってしまって消しゴムをかける手間をはぶく強者も出てきました。
 そんなときに便利なのが、完全に消しゴムで消せる青鉛筆です。本末転倒な気もしますが、描き損じた線がきれいに消えると気持ちがいいものです。もちろん下書きだけでなく、指定も書き直せるので紛らわしくならないで済みますね。
 消しゴムで完全に消える色鉛筆は「uni ARTERASE COLOR」(ユニ・アーテレーズカラー)水色は「346アクア」です。


パイロットカラーシン・青
「HNカラアシン5-20-L」
 そしてこれは、消しゴムで消える、0.5mmの青のシャープペンシルの芯、「HNカラアシン5-20-L」です。あまりの便利さに一度使うと病みつきですよ。

 カッターについて

 スクリーントーンを切り抜いたり削ったりするのに、カッターは欠かせないツールです。慣れてしまえば普通のカッターでもいいのですが、細かい切り抜きには、デザインカッターが便利です。画材点や大きめの文具店で好みのものを探しましょう。  

 接着剤のいろいろ


ミツワペーパーセメント
S-COAT
 下絵をトレースしたり、別原稿やコピーを貼り込むのに使うのがペーパーセメントです。一般の糊と違って紙をゆがめないし再剥離がきくので作業が楽です。チューブタイプの他に大きな缶でも売っています。


スリーエム
はってはがせるテープ
 貼り込み原稿や下絵の一時固定には仮止めテープを使います。かつては「ドラフティングテープ」が主流でしたが、これはちょっとテープに厚みがあってその上で定規などを使うと引っかかるので、最近は、その名も「はってはがせるテープ」というものを使っています。
 この他「メンディングテープ」などもテープが目立たないし上から書き込めるので修正などに便利です。

 最低限必要な道具   プロの必殺ツール